そろそろアイスコーヒーがツラい
さむい。
秋すっ飛ばして冬が来たんじゃないかな、これ。
今年の夏はなんだか夏休み通りに終わってしまいそうで、嬉しいやら悲しいやら。
毎年毎年、夏はあとちょっと、ってところで終わってしまう。
「あ、そういえば今年プール行ってねーわ」とか「けっきょく納涼船いけなかったわ〜、つらたん」
みたいな悲痛な叫びが今年もツイッターで散見される。
わかる、わかるよその気持ち。
人間は戻れない場所や、遠くへ行ってしまった事柄を過剰に美化する習性がある。
時間が経つと、グレーのシャツに汗染みつくって恥かいたこととか、薄着のために必死にムダ毛を処理した時間とかマイナスの事柄を自分の思い通りにまるっと忘れて全部いい思い出に作り変えてしてしまう。
小学校ときはめっちゃ楽しかったわ、夏はプール行って冷えたスイカ食べて蚊取り線香焚いて寝てラジオ体操してみたいなのも、小学生の不自由さとか面倒くささを忘れてるだけだ。
小学生の頃の自分に会えたら、きっと「夏休みつまんない、早く大人になりたい」って言うはずだ。
元カレは良かった〜とか、昭和はもっと輝いてたとか。
みーんなこれに当てはまる。
現実から目を背けて、最もあやふやで数値化できない自分の記憶に頼って るだけ。
記憶には勝てない、早めに降参したほうがいい。
ここまでノリノリで書ききったけど、結局何が書きたかったんだっけ。
アイスコーヒー飲んだら見事に眠れなくなったんだけど、4じだからそろそろ寝なくちゃ、予定もあるし。
ツイッターの自己紹介欄けっこう気に入ってたんだけど季節に応じたものに変えなきゃ
ヒマの過ごし方
久しぶり
谷川俊太郎 うつむく青年
谷川俊太郎 「うつむく青年」
うつむいて
うつむくことで
君は私に問いかける
私が何に命を賭けているかを
よれよれのレインコートと
ポケットからはみ出したカレーパンと
まっすぐな矢のような魂と
それしか持ってない者の烈しさで
それしか持とうとしない者の気軽さで
うつむいて
うつむくことで
君は自分を主張する
君が何に命を賭けているかを
そる必要もないまばらな不精ひげと
子どものように細く汚れた首すじと
鉛よりも重い現在と
そんな形に自分で自分を追いつめて
そんな夢に自分で自分を組織して
うつむけば
うつむくことで
君は私に否という
否という君の言葉は聞こえないが
否という君の存在は私に見える
うつむいて
うつむくことで
君は生へと一歩踏み出す
初夏の陽はけやきの老樹に射していて
初夏の陽は君の頬にも射していて
君はそれに否とはいわない
買った。the secret life of walter mitty も借りた。