Thoughts at 3AM.

記憶の補完

あさみの会[日曜定点観測20150315〜22]



 
 
渋谷で待ち合わせ。目黒線ユーザーのりょうたは30分を大幅に超える遅刻をしたので最初の目的地で合流することに。
 
 
腹ぺこあおむし達の胃に何かを投入するべく、選ばれた場所は
渋谷NHKホール前にある「チーズスタンド」だ。
 

カプレーゼやら、リコッタサラミやらオシャレなものをテイクアウトするつもりだったが、己の欲望を爆発させたじゅんやがピザを頼み店内に入ることに。待つこと5分、遅刻してきたりょうたが参加。三人席に無理やり四人で仲良く座ったため、誰もが半ケツだった。

 

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カプレーゼでしゃれ込む小西
 

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食べている途中で漠然とした将来への不安に駆られる小西

 

 

食べ終わった後はSPBSへ。

 

店内にはいってすぐりょうたがFRITARGのポーチに目を付けた。もうすこし見てから買うことにしたら、と助言したのも彼の耳には届かず、数分後には会計を済ませ、にこにこしながら携帯と財布をポーチに入れている彼がいた。「できる男はスピードが違う」どこかで立ち読みした自己啓発書の中の言葉を思い出した。

 

飽きてしまったので新宿に向かうことに。

 

ゴールデン街を目指していたが、遠くのビルにゴジラを見つけテンションの上がった一行は全く違う方向へ。通りかかったところにあった「焼き肉センター」で一杯目。

 

 

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持ち前の明るさ故に意図せずカメラを曇らせるりょうた

 

一杯で顔を真っ赤にしているりょうたを尻目にジョッキの止まらない参加者たち。当日になって仕事が入り泣く泣く参加を同胞のぶんまで飲んだ。じゅんやが「乾杯とは、杯を乾かすと書いて乾杯」などのテニサー直伝のコールを披露し、アルコールは急激に脳細胞を破壊し始める。


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軽く目がバグり始めた今日の主役。


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ベロベロでマッチョになる主役。


エンジンがかかり割といい感じで、キャッチが勧める二軒目へ。


だがここから物語が音を立てて崩れ始める。


二軒目に向かった新宿アロハは明らかにボッタクリの香りがしていた。

メニューを見るとドリンク一杯480円から、フードは最安で680円だった。バカみたいに高い。お通し代カットの条件でキャッチに通してもらったのでしょんぼりムードのままお通しをパクつくと、店員からお通し代は食べてしまったので頂きますとの言葉。とどめを刺される一行。



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憤る小西。


少しコワモテの店員からワンフードワンドリンクだと知らされ、完全にシラフに戻る。ボラれている、誰もがそう確信していた。届いたドリンクもそんな僕たちを馬鹿にするように薄かった。これ以上居られないと席を立ち上がり会計を済ます。四時間ほどいた1軒目とほぼ同額を請求される。


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壊れてしまった小西。


再び悪の渦巻く新宿に投げ出された一行は度重なるおっパブの勧誘に脇目も振らず先ほどのキャッチのもとへ。


いくら抗議をしたところで何も変わらないとじゅんやに言い聞かせたが、空手で四国三位を取った彼は怒りに震えていた。

遠目で先ほどのキャッチを確認。こちらに気づいたキャッチが逃げようとするもじゅんやが距離を詰める、「お兄さんさっきと言ってることちゃうかったぞ」と言い寄ると百戦錬磨のキャッチも「いや、そんなことはないっす」とのらりくらりと防戦をする。最後は言った言わないの水掛け論で、遠巻きで見ていたキャッチ集団も焦り出し、じゅんやがいつこのキャッチをミンチにするか分からなかったので適当に引き剥がして帰ることにした。


帰り道じゅんやが「キャッチはクソ!」と毒づいてる隣でりょうたが何者かのウンコを踏み、ひと笑いを起こす。

彼のおかげで笑って追われることができたと僕は胸をなでおろしながら「ウンコ野郎!」と囃し立てた。きっと彼のようにできる男がこれからの世界を変えていくのだろう。



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第一回「あさみの会」