Thoughts at 3AM.

記憶の補完

クリスマス

 
 
 
最近ぐっと冷え込みましたよね。
特に朝。原付に乗っていると冬の剃刀みたいな風が頬を刺し、季節は秋から冬へ、2014年も確実に千秋楽に向かっているのを感じさせてくれます。
 
この時期になると、街がこうクリスマスっぽくなるじゃないですか。
表参道のイルミネーションの点灯式があったりとか、May.Jのレリゴーとともに巨大モミの木の電飾に灯りがともったりとか。
 
まるでパートナーの居ない人間のさびしさをかきたてるかのように皮肉なイルミネーションは街を彩り、独り身のせつなさを電気に変えて光る街路樹を見上げながら、カップルたちはかじかむ手をつないで歩いたりするんです。
 
キリストも自分の誕生日に愛し合うカップルたちを見おろして、やわらかな微笑を湛えていることでしょう。
 
この時期になると増えるのが「あ〜、人肌恋しい、マジ病み」みたいなツイート。
もはやツイッター冬の風物詩としてもいいんじゃないですか、これ。
僕は素直でいいなあと思うんです。
 
と、同時に「クリボッチだわ、リア充氏ね」っていうのもあります。
これはあまり良くないんですよ。
 
いかなる状況でも、他人の幸せを貶めようとするのはいけないことで。
しかも、これって「人肌恋しい」ってことが素直に言えなくて、憎まれ口をたたいているケースが大半だと思うんです。
 
声を大にして言います、「素直になりましょう」
 
 
いいじゃないですか、人肌恋しくて。
 
 
だれが人肌恋しいことを恥ずかしくて言えない社会にしたんですか。
今日、そんなくだらない風潮に終止符を打ちましょう。
 
 
ツイッターに恨み言を書き込む前に好きなひとをデートに誘いましょう。
 
 
フラれるのが怖いから、断られるのが怖いから誘わない。
そういうのはもうやめましょう。
 
NO PAIN NO GAINなわけですよ。
人生ってやつはリスクや挫折なしでは何も成しえないんです。
いまパートナーの居る人はそんなことを乗り越えて結ばれているわけです。
 
思い切って誘ったデートがOKされれば、きっと嬉しいでしょう。
そりゃもう、背中から羽が生えるんじゃないかってぐらい幸せなことでしょう。
 
周りの目を気にしながらan・anを読んで、女子の欲しいプレゼントの値段に目を回したり、あこがれのあの人にあげるマフラーを編んだりしてもいいでしょう。
 
 
クリスマスを謳歌しましょう。
キリストの降誕にすべてをこじつけよう。
 
 
「俺がクリボッチなのは、妖怪のせい」
 
使い古されたギャグで滑るのもあなたの勝手ですが、この冬は自分に素直になってもいいんじゃないですか。
 
 
 

 
ちなみに僕のクリスマスは夜勤の予定です。