Thoughts at 3AM.

記憶の補完

11[日曜定点観測20141026〜1102]


あいさつ

11月に入りまして。

カレンダーの残りもあと二枚。
今年ももうあと少しだね、成人式のグループラインでさ〜、などの話題が似合う時期になってしまいました。


ちなみに僕は「あ、700円クジ引きフェアの用意しなきゃ」と、ハロウィンでごったがえす渋谷から最も遠く離れた田舎町の労働の最中に11/1を迎えたわけなんですが。


皆さんは秋をいかがお過ごしですか。


読んだ本


松浦弥太郎 「さよならは小さい声で」 
正岡容 「寄席囃子」


まさおかいるるさんの書く桂米朝を読んでいると落語家や、寄席についてもっともっと知りたくなってくる。
なんだかこう、視線や思考がすっと落語の方向に向いていくのを感じる。

松浦弥太郎さんのエッセイ集をはじめて購入した。人のエッセイを買ったのは初めてかもしれない。

今まではTSUTAYAの立ち読みで済ましていたけれど、一冊二冊と氏の著作を貪るうちについに辛抱堪らなくなって手元に置いた。
構成も言葉選びも素晴らしく、指先から染み込むようにことばが体にしみこんでいく。

いつか氏のようなラブレターが書けるひとになりたいと思った。




今週のいいわけ

三連休が思いのほか充実していたのと、本を買ったので暇がなかった。


エピソード


母を学祭に連れていった。
大学に通わなかったお母さんは僕がウンザリしている大学に両の目を少女のように輝かせ、ガラス張りのエレベーターから大教室の座席に至るまで興味津々といった様子で眺めていた。

「こんなところで勉強できて嬉しいね、うちの学費もあの大きなガラスの一枚にでもなってるかしら」

と恩着せがましい様子を微塵も感じさせずに嬉々として話すのだから、しっかり勉強しろと小言を想像していたこちらはなんだか調子が狂ってしまった。



おわりに


友人が通う美容学校のヘアコンテストにモデルとして参加することになった。
いままで一度も髪の毛を染めたことのない身からすると少し恐ろしい気持ちもするけれど良い機会だと思って、技術者の作品づくりのお手伝いをするつもり。



おしまい