戻り梅雨

昨日東京は局地的に俄雨が降りました。上の一行は俄雨(にわかあめ)の漢字を使いたくて書いた文です。こんばんは。

なんだか昨日三鷹の一部では雹が降ったみたいで大変でしたね。僕も駅を抜けて大学に向かう途中に肘傘雨に出くわしてしまい雨上がりのJKみたいにスケスケのどエロい感じに仕上がっていました。

この文も(肘傘雨: 急に降り出した雨、肘を傘のようにして走る様子からこう呼ばれる)が使いたかっただけです。ごめんなさい。

エッロい

大学のそばにある神社には紫陽花がたくさん植えてありこの時期は美しく咲き、特に一雨降った後には濡れそぼつ花弁から放たれた強い香りが辺りに立ち込めます。

六月初めにはあじさい祭なるものが開催され老い先の短いご老人の方々が押し合いへし合いしながら年金で買ったであろうデジカメを紫陽花に押し付ける姿を見ることが出来ます。

ちょうど今朝も神社を訪れるとサブカルガールが熱心に写真を撮りLo-Fiで加工してインスタにあげていました。

これにはシティボーイも黙っていられません。目には目を、インスタにはインスタを。これがオサレ大学生の鉄則です。

わざわざ主体の紫陽花をボカすオシャレ撮りです、これは確実にオシャレポイント5ptアップでしょう。

そうこうしているあいだに待ち合わせに遅れた彼女が大学にやってきました。

今日は学食を食べにきたそうです。

ひとしきり学食を説明して僕は鉄鍋を、彼女はカレーを食べました。

バングラデシュ人の店長さんと仲がいいのでいつも少しだけ大盛りにしてもらえます。

彼女はまるでカレーを初めて食べたみたいにはしゃいでいました。可愛い。

彼女は食べ終えたあと学校をひとしきり案内した後に帰って行きました。

一大イベントを終えホッとしたのもつかの間、四限の教科書を忘れたことに気づきがっくりとうなだれるのでした。

おしまい