僕のメモ帳知りませんか[日曜定点観測20141116~23]
あいさつ
肌身離さず持っていたメモ帳をなくしました。
特別高いわけでもない、なんの変哲もないただのメモ帳でしたが大好きな先生の言葉と日々の心の揺れ動き、そういったものを記録していたのですごく残念です。
精神医学の祖であるジグムント・フロイトは物を失くすことについて「精神分析入門」でこのように語っています。
「ある青年は大切に扱っていたクレヨンをなくしました。彼は、その前日に義兄から手紙を受け取っていて、君の浮薄さと怠惰を考えると当分援助などす る気はないし、そんな暇もない、というのがその結びの文句でした。ところで、クレヨンはまさにその義兄の贈り物だったのです。このような事実の一致があっ てこそ、この紛失に、こんなクレヨンなど捨ててしまおうという意図が加わっていたと断言することができます。」とし、「物を紛失するのは、その贈り主と不仲になり、その人を思い出すことを好まない時とか、あるいはまたその品物自体がもはや気に入らなくなって、別のもっといいのと取り換える口実がほしいと思っている時などに起る現象です。ある物に対して、紛失の場合と同じような気持ちを持っていると、むろんまた、それを落としたり、こわしたり、傷つけたりすることも起ってきます。
(フロイト著・高橋義孝・下坂幸三共『精神分析入門(上)』(新潮文庫・平成11年改版)69ページ)
僕はあの瞬間を思い出していました。
渋谷で見たRHODIAの文庫本大のメモ帳を見たあの日、心惹かれたのは確かでした。
今年壊したものや失ったものを思い出してみようかな。
読書
松浦弥太郎「軽くなる生き方」
松浦弥太郎「あたらしいあたりまえ」
僕が大好きな松浦弥太郎さんのwikiです、よかったらどうぞ。
勉強
TOEIC冊子五分の一終わる。
千里の道も一歩から。
歌詞英訳は相変わらずダラダラと続いてる。
美味しかったもの
ぎょうざ
エピソード
松浦弥太郎さんの経営する中目黒にあるCowBooksに行ってきた。
コの字に構えた店内の壁にはずらっとさまざまの古本たちが並んでいた。
驚いたのはそのどれもが少し本棚の背から離れ、棚の中間のところに並んでいたことだ、これが本を手に取りやすいようにする心遣いだと気づいたときはあったかい気持ちになれた。
店内はとてもいい香りがして居心地が良かったが、本読んでいると少し混みはじめたので早めに退店した。
そこらで昼飯をいただこうとしたが、なんとなく気乗りがせず一人帰った。
いくらおしゃれなカフェでオシャレなものを食べたところで人目を気にしながらやっていたのでは味がしないのと一緒だ。
きっと、何を食べるかより、誰と食べるかなのだ。
おしまい