Thoughts at 3AM.

記憶の補完

暇の過ごし方



全ての暇な時間は何をすることも出来る「余暇」と呼ばれる義務に拘束されない恵まれた時間であり、僕が九時に起きて夕方のバイトまでただ怠惰に身を任せて過ごしている時間は「暇」ではなく「無駄」である。


たった一日くらい夏休みなのだからいいだろうという意見も聞こえてくるだろうが、いま過ぎて行く時間はすなわち人生を細切れにしたもののひとつでありいくら大枚をはたいても過ぎてしまった時間は取り戻せないのだ。


故意に余暇を殺していることに危機感を感じていない自分はバカに等しい。


“われわれはもっと「いま、ここ」だけを真剣に生きるべきなのです。過去が見えるような気がしたり、未来が予測できるような気がしてしまうのは、あなたが「いま、ここ」を真剣に生きておらず、うすらぼんやりとした光のなかに生きている証です。”


嫌われる勇気 / 岸見一郎